スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

毎日新聞記事より 

奈良・女児殺害:事件から1年…住民ら、再発防止誓う

 奈良市で小学1年の女児(当時7歳)が誘拐・殺害された事件は、17日で発生から1年を迎える。17日は女児が通っていた小学校の通学路で、自治会などが設置した防犯カメラ8基が稼働する。住民による安全式典なども行われ、女児の冥福を祈るとともに子どもを狙った事件の再発防止を誓う。

 事件では、元新聞販売所従業員、小林薫被告(36)=奈良県三郷町勢野東=が昨年12月30日にわいせつ目的誘拐容疑で逮捕され、殺人など八つの罪で起訴され、奈良地裁の初公判で起訴事実を認めた。今年8月から「真の動機解明に不可欠」として当時の心理状態などを探る情状鑑定中で、法廷の審理は中断している。【野村和史、青木絵美】

 奈良市の小1女児誘拐殺害事件が17日で発生1年を迎えるのを前に、女児の両親が奈良県警記者クラブの要請で手記を寄せた。全文は次の通り。

    ◇事件の日から時計止まったまま…

 あの忘れられない悲しい事件から1年が経(た)ちました。

 もう1年、という気持ちの反面、昨日の出来事のような思いもしますが、私達家族の時計は、事件の日から止まったまま動いていません。

 11月17日という日が近づくにつれ、娘との思い出が次々と溢(あふ)れ出てきます。

 あの笑顔が見たい。

 「パパ・ママ」と呼んでほしい。

 でも、写真でしか見れない娘は、いつもの笑顔で語りかけてはくれません。元気に楽しく走り回る娘の姿は何処(どこ)を探しても見つけることはできません。

 もし、あの事件が起きなければ、私達家族は平凡ながら幸せな日々を過ごしていたと思います。

 でも、その日々は、どれだけ願っても、戻ることも叶(かな)うこともありません。あの日に全(すべ)てを失ってしまいました。

 幼い下の娘も私達も、見た目は毎日元気に、明るく振舞ってはいますが、深くて先の見えない心の傷だけが残りました。

 この傷は一生癒(いや)されることはありません。もう誰にも私達のような、辛(つら)く・悲しい思いはして欲しくない……。

 あの事件以降、性犯罪者をはじめとする出所情報の開示、子どもを犯罪の被害から守る条例、そして関電SOSの協力による防犯カメラの設置等、「安全・安心」のための社会づくりが一歩ずつ進んでいっています。

 安全・安心には決して終わりはありません。子ども達を守っていくためのスタートラインに立ったにすぎないと思っています。そして娘のような事件が起きないようにするためにも、私達大人が子ども達を温かい心で見守っていかなければならないと思います。

 私達家族は、この事件を未(いま)だに受け止めることはできませんが、多くの人々に励まされ、支えられてこの1年を過ごしてきました。

 公判の結審まではあともう少しあります。私達の望みである「死刑以上の極刑」でも償うことはできませんが、小林被告には、この事件で自分の犯した罪を真摯(しんし)に受け止め、判決に臨むべきだと思っています。

毎日新聞 2005年11月16日 19時09分 (最終更新時間 11月16日 19時25分)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://okirakuol.blog9.fc2.com/tb.php/122-27bd6c05

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。